住み慣れた自宅で迎えた、穏やかな最期

2025年11月28日つな~ぐ


 

 

がん末期で入院されていた方ですが、「自宅で過ごしたい」という願いのもと、
ご家族とともに在宅での最期を選ばれました。
退院までには不安もありましたが、ご自宅に戻ってからは、
訪問看護・訪問介護・訪問入浴、そしてご家族が一つになり、穏やかな時間を過ごされました。

 

お庭の手入れが何より生きがいだったご本人様。
大切に育ててこられた柚子が、この時期はお庭にたくさん実っていました。
元気なころは、その柚子で柚子味噌を作っていたそうです。
訪問入浴の日には、その柚子を使った“柚子風呂”をご用意し、柚子の香りを楽しまれました。

 

夫婦で過ごす静かな時間、大切なお庭が見えるご自宅。
その人らしさが息づく場所で、穏やかなお看取りをお手伝いできました。
自宅での看取りにはご家族の不安も大きいものですが、
多職種がチーム一丸となり、最期の時までご本人・ご家族に寄り添い、支えていきます。