父の日を前にして(白鳥の里)

2025年06月15日エスポワールこすぎ

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6月に入りそろそろ父の日が近づいてきました。

先日、リビングでご一緒していた

入居者のA様(90代・女性)と父の日について

お話する機会がありました。

 

私「Aさんもうすぐ父の日ですね。

毎年父にプレゼント贈っているんですが、

今年は何がいいと思います?」

 

A様「お父さんに贈るがですか・・・・・・そうやねぇ・・・」

(A様、少し考えこまれたあと)

 

A様「・・・やっぱり、お金じゃないでしょうか。」

(A様、にこにことした笑顔)

 

私「えっ・・・・・・お金、ですか?」

 

A様「はい、やはりお金でしょう。嬉しいですもの。」

 

私「ネクタイとか、パジャマなどではなく?」

 

A様「いやぁ、そんなものよりお金が一番ですよ。」

 

私「ではAさんが息子さんたちから

『いつもありがとう』ってお金贈られたら

嬉しいですか?」

 

A様「そんなん、嬉しいに決まっとるやがいね。」

 

A様は終始笑顔で、少し照れながらもはっきりと

答えてくださいました。

 

でも冷静に考えたら、確かに私もお金もらえたら

嬉しいなと思いました。

 

思わず私も笑ってしまいましたが、改めて

「気持ちを伝える手段は人それぞれで

喜ばれる形も様々なのだな」と感じました。

そんなA様の言葉に背中を押されて

今年の父の日にはギフトカードを贈ってみました。

 

ご入居様と何気ない日常の中で

こうして心が温まる場面がたくさんあります。

これからも、皆様とのふれあいを大切にしながら

毎日を共に過ごしてまいります。